オーディオラック、AVラックの、オーダー設計のポイントと解説。
ここが、オーダー家具で、オーディオラックを作る「デザイン、設計」のポイントです。
オーディオラックは、オーディオ機器間のコード処理だけでなく、様々な要素をクリアして、オーダー家具設計する事が大事です。
①各機器のサイズを測定し、すき間を考え、オーディオラックの内寸を決めていきます。
オーダーのオーディオラックの、サイズの決定は手持ちの機器大きさ、すき間の決定から決まってきます。
まずは、各機器の、サイズ、幅、奥行き、高さを測り、左右の隙間、高さの隙間を決めていきます。
後は、配線コードが出っ張りますので、その分も忘れないようにしたいものです。
どの位の隙間が、必要かは、機器によりより違いますので、設置説明書などを、良く読んで決めてください。
②オーダー家具で作るのだから、オーディオラックの、コードはきれいにまとめたい。
オーディオラックで、大切な事、それは、各機器をつなぐコードをどうまとめるか、どうきれいに処理するかに尽きます。
これは、手持ちのオーディオ機器がそれぞれ違うため、又、複数あるため、市販品のオーディオラックでは、コード類がきれいにまとまらない、入りきらない、といったことがあります。
これを解決するには、自分で、オーディオラックを設計する事が大切になってきます。
オーディオコードは、出来るだけ、はみ出さないようにきれいに隠したいものです。
そうゆう設計に、するべきなのです。
市販品では、どうでしょう。
仕様は、帯に短し、たすきに長しのサイズになっていませんか?
③オーディオラックは、ガラスドアで、リモコンが効くように設計する。
最近のオーディオラックは、ほとんどがリモコン操作です。
ホコリを避けて、リモコン操作は、やはりガラスドアです。
アクリルの透明ドアでもいいのですが、アクリルは、傷がつきやすく、温度変化に弱いので、ドアに使用すると、歪んでくる恐れもあります。
どうしても、アクリルにしたい場合は、木枠を付けて、そこに蝶番を付け、アクリルを挟み込む方法になります。
④テレビ、DVD機器、ブルーレイ機器との連携。
オーディオラックと言っても、最近は、テレビ、DVD機器、ブルーレイ機器との連携で、構成を考える方が多いようです。
これらの事を考えると、オーディオ機器の単体から、テレビ台+オーディオ機器、DVD機器、ブルーレイ機器の収納が設計上必要になってきます。
そうしますと、テレビの大きさ、各、オーディオ機器の大きさ、そして、スピーカーの大きさまで、総合的によく考えて設計にする必要が出てきます。
又、テレビも大きさも、どの程度までを最大インチとするのか、買い替えも含め、考えておく置く必要があります。
市販品では、一般的な構成しか考えてありませんので、オーディオアンプなど、合理的に収納しようとすると、中々サイズ的には無理が出てきます。
これらを総合的に考え、オーダー家具として設計する場合は、やはり、製作図面を確認し、各機器サイズを図面に落とし込んで、納得して、製作にかかってもらうののがいいかと思います。
もちろん、Lide「リーデ」では、内寸サイズや、各オーディオ機器の、実寸配置、配線コードのルート、配線コードの処理、メンテナンスも含め、きめ細かくご相談に応じます。
⑤オーディオ機器の熱対策はどうする。
最新のオーディオ機器は、ほとんど熱を持ちませんが、それでも対策を考えておく必要はあります。
又、オーディオ機器によっては、かなり発熱する物もあります。
左右、後、高さの隙間空間を、しっかり押さえておく必要があります。
場合によっては、熱を逃がす、穴が必要になる事もありますが、あまり、大きすぎると今度は、ホコリの問題も出てきます。
自分の所有のオーディオ機器が、その位、熱を持つのか、把握しておく必要があります。
機器によって違いますので、オーディオ機器のメーカーに問い合わせるなど、慎重な準備をした方がいいかと思います。
あまりに、すき間ギリギリの設計では、アンプなど、機器の寿命を縮める事にもなりかねません。
特に、真空管式のアンプや、古いアンプは、隙間対策、放熱対策を、しっかり立てましょう。
放熱が、十分に必要な機器は、やはり、オープン棚にすべきでしょう。
背板も、ある程度開口を設け、熱、空気の通り道とする事が大切です。
製作例から、オーダーオーディオラックの設計のヒントを掴みましょう。
ガラスドアの、既存棚の上置き棚(上乗せ棚)としての、オーディオラック事例です。
この写真の家具は、巾木が付いていません。
家具の巾木が無いという事は、既存家具の、上置き棚(上乗せ棚)になります。
ガラスドアなので、リモコンも効いてくれます。
ガラスドアは、マグネットプッシュで、押して開く、押して閉じるという設計です。
背板は、大きくくり抜き、アンプの熱逃がしと、配線孔を兼ねました。
棚板は、可動式とし、自由に機器のレイアウトが出来るようにしました。
配線は、すべて、棚内で完結させる様、縦の配線ルートも、棚板後ろを通せる様、配慮してあります。
ガラスドアオーディオラックと、収納ボックスの、オーダーセット。
ガラスドアの、オーディオラックと、木製ドアの収納棚をつなぎ合わせた、オーダー家具のセットです。
写真では、離れていますが、実際は、前面がきれいに揃う様に、工場で調整し、ビスでつなぎ合わせて完成です。
天板は、繋ぎ合わせて、左右フラットになる様に設計されています。
繋ぎ合わせでも、天板上は、ごく細い筋の様になるだけで、違和感はありません。
ご要望で、1枚板でも可能です。
このタイプは、巾木ありの、床置き用となります。
奥行内寸を少し深めの取って、後にテーブルタップなどを隠すような設計です。
オーディオラック、テレビ台のイメージを統一したオーダー家具。
オーディオラックや、テレビ台、レコード棚など、イメージを合わせると、一体のデザインとなり、統一されたインテリアとなります。
オーダー家具で、統一デザインにするだけではなく、幅、奥行きをきちんと合わせ、前面のラインを合わせる事により、シャープな感じになります。
スピーカー専用スタンドも、オーダー家具できれいに設計しました。
オーディオラックだけではく、スピーカースタンドも、サイズを合わせ、オリジナルのオーダー家具として設計する事により、存在感が増します。
今回は、Lide「リーデ」の基本素材の、パーティクルボードで製作したので、どっしりと重量があり、安定感抜群のスピーカースタンドとなりました。
サイズが、スピーカーに合わせて製作できますのが、見た目も存在感あふれます。
シンプルで、ぴったりサイズのオーディオ棚は、オーダー棚として、完璧になりました。
とてもシンプルなオーディオ棚です。
3台のオーディオをスッキリ&ぴったり収納できる、
シンプルだけど優秀なオーダーオーディオ棚です。
棚板を1枚挟んだだけのシンプルなオープン棚ですが、
こんなにぴったりオーディオが収まる収納棚はオーダー家具でしか作れません。
オーダー家具でも、コストを以下に抑えるかがポイントです。
丈夫な素材を使用して、いかにお求めやすい価格で家具をご提供できるかを追求して、
ひとつひとつの家具を職人が心を込めて制作しています。
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