地震対策家具。天井までの家具。

家具の地震対策としては、家具の背板を、後壁に固定するのが、一番いい方法です。

とは言え、どこでも固定すればいいというものではありません。
壁は、通常、石膏ボードが貼ってあり、その内側に、下地材がある場合がほとんどです。
下地材は、縦(間柱)と横(横胴ブチ)があり、そこを狙ってビス打ちをするのです。
(横胴ブチ)が無い場合もありますので、注意が必要です。

では、どうやって、下地材を探せばいいのでしょう。

壁下地を探し、家具の背板内側から、壁にビスで固定する方法です。
まず、下地を探す道具を、購入しましょう。
有名なのは「どこ太」です。1,000円程度で、どこでも購入できます。
これを、1本持っていると、額を掛けるネジを打ったり、棚を設置するときに役立ちます。
この様に、下地材に、しっかりビス止めをしないと、ビスが効かない事になり、地震対策とはなりません。

やり方は、この図のとおりです。
詳しくは、「家具の地震対策・壁への固定方法10のポイント」のページに、載せてありますので、ご参照ください。
天井までの高さの家具は、この、後壁止めが、必須と言えるでしょう。

既存家具の、壁止めも同様です。
L字金具で止める、などの方法もありますが、それも同様に、下地材を探してから、止めるようにしましょう。

上乗せ家具で、地震対策を兼ねる方法もああります。

上乗せ家具と、下の既存家具を、ビス止めするのが、確実です。
下の家具は、天板の内側に、必ず、木枠が入っています。上乗せ家具の底板から、下に向かってビス打ちすれば、上下固定となります。
あとのやり方は、上記と同様です。
Lide「リーデ」で、上乗せ棚をご注文いただくと、詳しいやり方をご説明いたします。

壁にビス打ちしたくない場合は、「地震対策板」を挟みます。

壁にビスを打ちたくない場合は、「地震対策板」を家具と、天井の間に挟み、ビスで締め付けます。
天井より、23mm小さくなる様に設計し、間に「地震対策板」を挟み、ビスで締めつけます。
詳しくは、「天井までの家具の設置」のページをご参照ください。

天井までの家具の、試作事例

天井までの家具、又は、背の高い家具(例えば、180センチぐらい)は、地震対策をしましょう。

大型デジタルテレビ台と、リビングシステム収納棚/LT-028

大型デジタルテレビ台と、リビングシステム収納棚。LT-028

大型デジタルテレビ台と、リビングシステム収納棚。オープン-LT-028

この事例の様に、天井までの家具(例えば、高さ、2,400mm)は、上下2分割で、繋ぎ合わせの設計とします。
高さ、2.400mmでも、作れない事はありませんが、搬入、設置が出来なくなります。
この例でも、しっかり、背板と、後壁を、ビス打ちして固定し、地震対策をしています。
天井までなくても、高さの髙い家具は、オーダー家具、既存品にかかわらず、地震対策をした方がいいでしょう。
よく、「L字家具を天板に付けて、ビス止めする」という方がいますが、その場合、壁に下地を調べますが、家具の天板ですと、うまく下地が無い場合もあります。
家具側も、下地のあるところに、ビスを効かせないと、地震対策になりません。
又、L字金具を打って、地震対策にするくらいなら、背板内側から、壁に向かって、ビス打ちをした方が、よほどいいのです。

180センチぐらいの高さの家具で、残りを、ツッパリ型の市販のパイプ棒で、地震対策をする方もいますが、これは、地震には、ほとんど、効き目がないでしょう。
やはり、一番いいのは、後壁固定です。

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