オーダー食器棚、台所収納棚を作る「デザイン、設計」のポイントは、ここです。

オーダー家具で作る食器棚は、棚板の枚数と、奥行が大切。

せっかくのオーダー家具の食器棚なので、デザイン、設計には、徹底的にこだわりましょう。

①まずは、食器や、台所家電製品など、何をどう収納したいのか整理する事です。

もちろん、皿、カップ、茶わんなど分類別にする事は大切です。
それ以上に、棚板1段あたり、どのくらいの高さにするか決めましょう。
大きな皿なら、何枚まで、小さな皿なら何枚まで、という風にして決めていきます。
この際、殆ど使っていない、皿や、カップは、こんまり事「近藤 麻理恵さん」風にお礼を言いながら処分しましょう。
欲張り過ぎて、皿を何枚も重ねて、食器棚に入れるのは、良くありません。
理由は、棚板1段あたりの荷重が、重くなりすぎ、長期使用で下がってくる恐れもあります。
棚板1枚の幅は、60センチ以内になる様に、オーダー家具の設計をしましょう。
又、色々な種類の皿を重ねすぎると、下の物が取りにくくなります。
重ねすぎに注意が必要なのは、特に、皿類です。

②皿の高さと、茶わん、カップの高さの決め方。

皿は、種類別に重ねると思いますが、一番多くある皿を基準にして高さを決めます。
もちろん、重ねすぎると、出し入れが困難になりますので、段数は、細かくした方が見た目も使い勝手もいいかと思います。カップ、茶わん類は、基本重ねない方が、出し入れしやすくなります。
重ねて収納すると、出す時は、一旦出して、又、戻す作業が必要になります。
又、重ねて収納したまま出そうとすると、上のクリアランスが、カップや、皿の、倍は高さが必要になります。
それくらいなら、段数を1段増やしましょう。
これらの事から、食器棚は、段数を細かくした方が、出し入れの機能的にも、見た目や、整理のしやすさから大切なポイントと言えるでしょう。
これらは、オーダー家具、オーダー食器棚だからこそ実現可能です。市販の食器棚では、段数は決まっていますので後から増やすのは、困難です。

③食器棚の奥行はどうするの?オーダー家具だから工夫できます。

奥行は、大きな皿などは、奥に1個しか入りませんが、小さなものなら、前後に並べる事が出来ます。
あまり奥に並べすぎると、出し入れがしにくくなるので、手前は、よく使うもの、奥は、たまに使うものなど工夫して置ける様、設計します。
あまり奥行を深くすると、特に上の方は、出し入れに脚立が必要になります。
かといって、狭くしすぎると、収納数が減ってしまいます。
これらを考えて、奥行を決めていきます。
現在ある食器類を一度、棚卸し、シュミレーションしながらデザインしましょう。

④よく使う日常使いの、皿、カップ、茶わんは、取り出しやすい位置に。

食器は、毎日使うものです。当然ながら、毎日よく使う順に、取り出しやすい高さに配置しましょう。
たまにに使うもの、その次の段、めったに使わないものは、又その次の段と、収納できるよう設計します。
取り出しやすい位置とは、腰をかがめないで、自然に手を伸ばした位置という事になります。
毎日の作業ですので、人間工学に合った設計が、大事です。
自分で、シュミレーションを重ねていくと、とても楽しいオーダー家具、オーダー食器棚のデザイン設計となるでしょう。

⑤システム台所収納、食器棚は、ゴミ箱収納も、一緒に考えましょう。

ゴミ箱が収納できる、システム食器棚を作る時は、ゴミ箱が通路に飛び出さないようにすることも大切です。
ゴミ箱は、台所では、一般的に、45リットルのゴミ袋がセット出来るサイズの、ゴミ箱を用意するといいでしょう。
そのほかにも、スペースがあるのでしたら、不燃物、ガラス、ペットボトルなど、小分けゴミ箱も置ける様な台所収納棚を考えるのもいいかと思います。
もちろんこれらの、ゴミ箱は、先に、ゴミ箱の大きさを十分に測ってからの、設計としてください。
買い替えも考え、ゴミ箱を選定した方がいいでしょう。
オーダー家具なので、設計は、どの様にでも可能です。
この考えが、あるだけで、台所収納は、とても使いやすく、すっきりします。

オーダーで作る食器棚、の製作事例と、解説。

既存の食器棚の間に、ぴったりの、便利食器棚を作る。

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台所のカウンター上に高さ・横幅・奥行きがぴったり収まる家具を製作しました。
上3段には食器やカップなどを収納し一番下の段には、トースターを収納することができます。
このように、家具本体の大きさを、設置したい場所に合わせて設計し、さらに、収納するものに合わせて棚板の間隔を細かく設計する事が、大切です。
ぴったりサイズの食器棚を設置することで、ゴタゴタしていた台所スペースも、綺麗に片付きますよ。

カップ専用の、ガラスドアのオーダー食器棚(カップボード)。

オーダー家具でカップボードを製作しました。
おしゃれな曇りガラスのついた扉で、上品な仕上がりです。
食器棚に収納するものとして、最初に思い浮かべるのはお皿だと思います。
しかし、食器店で可愛いものを見つけたときや、貰い物などで、コップ、マグカップや、ワイングラスなども、意外と各ご家庭に多いものです。
そんな収納場所に困る、コップ類を上手に収納したい。
そんな願いから、完成したのが、こちらのカップボードでした。
このように、専用の収納棚を作れば、見分けやすくなり、
さらに、サイズもぴったりなため、無駄なスペースを取ることなく、収納できます。おすすめの台所収納家具です。

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ダストボックス45リットルが、すっぽり収納できる、台所システム収納を、オーダー家具で。

オーダーで作る、システム収納棚、食器棚、台所収納棚です。大きな食器棚は、食器を引出しに収納する事も出来ます。
下部に、ゴミ箱のスペースも設け、ゴミ箱だけ通路に飛び出さない様、こだわっています。
ゴミ箱(ダストボックス)スペースすぐ上には、小さな棚板を設け、ここの、予備のゴミ袋を置いておきます。
忘れてはならない、設計のポイントと言えるでしょう。
又、その横は、スライド棚にして、炊飯器置き場としました。
作業スペースの上には、小物を仮置きできる棚を、1枚設置し、より便利に使えるようにしました。
引出しは、食器や、鍋などが入る、高さの深い引出しです。
そして、ドアのみ、こだわりの、鏡面素材で作成しました。

システム食器棚

大型のシステム食器棚を、幅いっぱい、天井一杯で作ると、理想的な、オーダーによるシステム食器棚となった。

高さを、各食器に合わせ、整理のしやすさと、取り出しやすい食器棚に。

各食器の高さに合わせた、細かな、棚段設計。
高さを、各食器に合わせ、整理のしやすさと、取り出しやすさを考えて、棚板を細かく設置する。
これで、無駄なスペースが無くなり、収納効率は、各段に良くなる。
よく使うものを、取りやすい、真ん中付近に集め、使用頻度の少ないものは、遠ざけて収納できる棚段の設計にする。

ゴミ箱(ダストボックス)の設計は、オーダー食器棚で、忘れてはならない事です。

この前の例でもそうですが、オーダー(特注)家具にするなら、使いやすい位置に、使いやすい大きさの、ゴミ箱置き場を、設けたいものです。
この例では、2カ所、設けてあります。
一つは、分別用の、ダストボックス置き場。アルミ缶、ガラスビン、ペットボトル、その他の不燃物、などです。
もう一つは、45リットルの、ゴミ袋が設置できる、45リットルダストボックスです。
この、45リットル用は、ペタルで蓋が空くタイプなので、そのスペースも、しっかり確保してあります。

天井までの設計で、収納が、格段にアップした。

天井まで収納のある食器棚にすると、あまり使わない、食器や台所用品を、たっぷり収納できます。
ドア付きなので、鍋など、台所で使う収納品を、すべて隠せます。
これで、台所は、スッキリし、気持ちのいいキッチンとなりました。
中途半端な高さの家具を買うと、どうしてもその上に、物を置いてしまい、取り出しにくく、又、ホコリの温床ともなり、台所としては、清潔感に掛ける事となります。
そして、忘れてはならないのが、台所家電品を置く、スペースと、電源の確保、使い方を考えた棚段設計が必要です。
台所用の、電化製品は、たくさんあります。
この写真に写っているだけでも、トースター、電子レンジ、炊飯器、電気ポット、ジューサーなど、しっかり置けるスペース、そして、電源ルートを考え、オーダー食器棚の、設計に、しっかりと入れておきましょう。
ちなみに、トースターの上に写っている、小さな棚。
これは、食器トレー(お盆)置場のための、小さな棚板です。
この様に、ちょっとした、工夫も、オーダー家具設計で、大切な事です。

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