下駄箱、玄関収納家具、シューズボックスなどの、オーダー家具設計のやり方、ポイント。
下駄箱をオーダー(特注)で創ると、理想的、機能的になる。
市販の下駄箱では、絶対出来ない機能と、サイズ。
オーダー(特注)なら、出来てしまうのです。
玄関のサイズや、形は家により様々ですが、オーダー家具ならすっきりと機能的な下駄箱になります。
各ご家庭にもよりますが、玄関は、そんなにスペースが無いものです。
機能的、合理的な玄関収納をオーダー家具で実現させましょう。
マンションの下駄箱置きスペースをフルに活用した、玄関収納、設計のポイント。
既存の下駄箱をはずして、幅いっぱいのフルサイズで、収納力抜群の玄関収納を設計。
マンションの備え付け下駄箱が、狭く、収納力が足りないため、取り外して、新しくフルサイズの、システム下駄箱を設計しました。
ここでの、オーダー下駄箱、玄関収納棚の設計ポイントは、次のとおりです。
- 高さを、天井いっぱいの高さで設計する。
- 奥行きは、壁の厚さと合わせ、前面がきれいに揃い、廊下が一直線になる設計とする。
- 上部棚は、すべてドアにする。中で、シューズを、種類別に分けたいので、ドアは、4枚ドアとする。
- 中段は、オープン部を設け、飾りや、自由に使える空間を取る。可動棚板を設け、使う自由度が広がるようにする。
- 中段右にも、小さなドアと、小さなオープン部と、を設け、キー置きの籠など。細かな対応が出来る様にした。
- 下のドアの高さを、壁の腰板ラインに合わせ、横ラインが一直線になり、きれいに見えるデザインとする。
- 下のドアの縦ラインは、上のドアにラインを合わせる。
この様にして、玄関収納を作り、収納力がいっぱいの、フルサイズ下駄箱セット、玄関収納セットを作ることが出来た。
既存の作り付け下駄箱にとらわれることなく、自由にオーダーで、玄関収納設計を考えると、素晴らしい家具が出来上がります。
玄関の、柱と壁の間の、30センチ弱のスペースに、天井までの高さの下駄箱を、オーダー家具で設計する。
玄関すき間スペースに、見事にぴったりの玄関収納棚
この設計は、玄関すき間スペースに、見事にぴったりの収納棚が入る様に設計した、オーダー(特注)下駄箱、シューズボックスです。
この、玄関と柱の間の下駄箱の、設計の、ポイント、特徴としては、次のとおりです。
- すき間スペースは、天井までありますので、これを最大限生かす事が、この玄関収納の、設計ポイントです。
- 幅は、ぴったりですが、実際には、入らないと大変ですので、下駄箱は、5~10mm程度、小さく作ります。
- 幅のスペースに対して、丁度の寸法で作りますと、入らないことがあります。
- 部屋の内装は、意外と斜めに傾いていたり、手前と奥、上と下では、寸法が違う事がありますので、若干小さく作るのがセオリーです。
- 高さが、天井までありますので、上下、2分割で作り、後で、ビスで繋げます。
- 工場で、前面がきれいに揃う様に、ビス位置を調整し、決めてありますので、完成、設置時は、まっすぐになります。
- 天井までの高さの家具を、2分割で作る理由は、玄関に、下駄箱を起こすとき、天井につかえてしまい、起こすことが出来ない可能性があるからです。
- 又、輸送費の面からしても、2分割の方が、コストが安く、経済的だからです。
これで、壁のラインぴったり合って、幅、奥行き、高さとも、ジャストサイズのオーダー(特注)下駄箱が出来上がりました。
天井まで、上下一組の、オーダー(特注)玄関収納棚、下駄箱セット。
これも、片ドア棚の、玄関収納、シューズボックスの、上下セット棚です。
オーダー家具での、ドアは、右開き(ハンドル左)、左開き(ハンドル右)の、どちらの設計も可能です。
又、上棚、下棚の、振り分けサイズも、自由に設計できます。
この例の様に、上下とも同じ様なサイズの大きさにすると、美しくなります。
ただこれは、中に入れる物の、内容、又は、デザインの好みに問題ですので、美しさ、デザインについてはご検討を、お願いいたします。
既存の下駄箱を、はずして、一からシステムシューズボックス(下駄箱)をオーダー家具で設計した。
下駄箱は、家を建てた時、買った時に付いているものを使っていて、収納が足りなくなると、市販の下駄箱を買い足す。
すると、下の写真の様に、チグハグの家具となり、玄関周りが、パッとしません。
そこで、既存の下駄箱をはすして、新しい下駄箱システムを設計。
そこで、既存の下駄箱の収納がいっぱいになったので、それを、取り外して、収納力抜群のシステムシューズボックスを、設計する事にしました。
大きさは、天井までの高さの、シューズボックスと、それより、低い高さの、両開きドアの組みあわせで、システムシューズボックスとした。
幅は、出来るだけ収納を多くしたいので、一部、上り框(カマチ)に預け、幅を大きくした。
設計から、製作までの手順は、およそ、次のとおりです。
まずは、イメージスケッチをお送りいただくか、似た製作例を、Lide「リーデ」に伝えていただきます。
新しいオーダー(特注)下駄箱の設計は、次の手順となります。
- 全体スペース幅を、メジャーで測る。
- 幅スペースを測る。
(カマチ内側から、壁まで。プラス、カマチ端から、飛び出し分(預ける分) - 玄関の出っ張り部分を測る。
下駄箱に向かって、右側の下の、石の出っ張りの高さと厚み。後ろ側にもないか確認。 - 天井の木枠(廻りブチ)の確認。
廻り縁(ブチ)の高さと、厚み。 - 奥行きは、後壁から、玄関ドア窓枠の内側までのサイズ。
このくらい測っておけば、事前調査は、ほぼ大丈夫です。
そのほか、考えておくことは、左の棚の、玄関床から、下駄箱天板上までの高さ。
そして、右の下駄箱の、上下ドアのそれぞれの高さの割り振り。
といったところです。
後は、寸法を、Lide「リーデ」に伝え、概算の見積もりを出してもらう。
見、積もりが、およそ良ければそのあと、たたき台となる、概要図で、全体を確認、
そのあと、打ち合わせを繰り返しながら、製作の詳細図面を作っていきます。
詳細図面が出来てきたら、それを基に、スペースに入るかどうかの確認。
そして、やり取り、確認を重ね、製作へと、進んでいきます。
壁のコーナースペースに、天井までの高さで、オーダー(特注)下駄箱を設置。
壁のコーナースペースに、奥行きが、丁度、下駄箱の適したスペースがありました。
そこで、上下セットの、下駄箱、玄関収納セットを設計しました。
上下セットの、下駄箱、玄関収納セットを設計
設計のポイントは、下記のとおりです。
- 全体の高さ(天井までの高さ)から、靴の高さを計算し、上の棚には、2段、そのほかは、下の棚で収納できる様、上下の高さバランスを設計しました。
- 各棚段の高さは、持っているシューズの高さを考え、もっとも効率的に収納できる様、棚板のダボ穴間隔、位置を考慮した設計となっています。
天井までの高さの家具なので、地震対策板を設置しました。
(ここは、背板の後壁固定でもよかったのですが、今回は、ビスで締めあげる、地震対策板を挟みました。)
これで、空きスペースをフルに活用した、下駄箱、シューズボックスが出来上がりました。
玄関窓枠を、上手に避けた設計の、天井までの下駄箱上下セット。
玄関ドアの横に、窓枠があり、これを避ける様な形状の、オーダー(特注)の、下駄箱上下セットを考えてみました。
窓枠を避けた下駄箱の設計。
この条件のため、どうしても、上棚の奥行きが小さくなってしまいます。
そこで、上棚は、シューズを横置きにして収納する設計としました。
下棚は、通常通り、縦置きの下駄箱とし、出来るだけ、収納を確保しました。
この上下セットは、上下、2分割で製作し、設置時に、上下の繋ぎビスで繋ぎます。
これで、窓枠を、うまく避けて、スペースにぴったり収まる、理想的な、オーダー(特注)シューズボックス、下駄箱が完成しました。
上がり框(カマチ)の上に乗せる、向き違い棚の、玄関システム下駄箱。
玄関のスペースに、上下セットの玄関システム棚をフルサイズで、設計しました。
向き違い棚の、玄関システム棚の設計の仕方。
オーダー(特注)システム下駄箱、システム玄関収納の、設計ポイントは、下記のとおりとなります。
- ベースカラーの家具本体を、ホワイトにし、見える部分の棚板のみ、濃い木目とする事で、全体のアクセントカラーとなり、ハイセンスな仕上がりとなりました。
- 下棚の、オープン部は、必要な高さ部分のみオープンにし、そこは、飾りスペースとして活用。
- その下も、少しでも収納にするため、ドア付き棚とした。
- さらに下の、木目棚板の部分は、普段履きのシューズ、靴を入れるスペースとし、上下調節できる可動棚板とした。
- カマチの上に乗せる、向き違い棚部分には、パイプハンガーを設け、ちょっとした上着などを掛けられる様にした。
- その下の、棚板も、木目にして、ここも、ちょっと外に出るだけの、サンダル、靴などを置けるようにした。
- ハンドルは、耐久性があり、汚れの付きにくい、金属製のハンドルにして、統一感を持たせた。
- 棚板枚数は、中にどんな靴、シューズを入れるかで決定します。
例えば、高さの高いブーツの段を、何段取るかなどを計算して、枚数を決めましょう。
以上が、上がり框(カマチ)の上に乗せる、向き違い棚の、玄関システム下駄箱の、オーダー家具の設計ポイントになります。
超薄型下駄箱の、製作事例と、オーダー(特注)設計ポイント
玄関にスペースがあまりない場合、超薄型の下駄箱を、オーダー家具で設計しましょう。
薄型玄関収納は、場所を取らずに、収納力をどう上げるかが、ポイント。
超薄型の下駄箱は、靴を横にしか入れる事が出来ません。
収納を確保するためには、どうしても、天井までの高さの、オーダー(特注)の下駄箱が、必要になります。
そうすると、家具自体で自立は難しく、ドアを開けたときに、前に倒れてきます。
従って、薄型の家具で、なお且つ、天井までの家具ですと、後壁へのビス止めが必ず必要になります。
これで、スペースが少なくても、薄くて、収納力のある下駄箱セットが出来上がりました。
玄関クローゼットは、下駄箱と一体になった、合理的な玄関脇のオーダー(特注)収納棚。
玄関脇にスペースがある場合は、便利で、合理的な玄関クローゼットを考えてみる。
向き違い玄関クローゼットを、考えてみよう。
向き違いの玄関クローゼットは、次の点に注意した、オーダー(特注)設計となっています。
- 玄関脇にクローゼットがあると、雨具や、コートなど、ちょっとした外出着を収納しておくことが出来ます。
- 棚サイドを、向き違いの下駄箱にして、その横を向き違いで、ハンガー付きの、玄関クローゼットにしてあります。
- 統一感を持たせるよう、幅、奥行きとも、ラインを合わせ、きれいなデザインになっています。
- 棚の高さを、1,800mmにしてありますが、天井までの高さにする事も可能です。
- 上下、左右とつないで、機能性、収納力いっぱいの、オーダー(特注)の玄関クローゼットが生まれます。
通路を邪魔しないように、壁にぴったり寄り添うような、玄関収納、下駄箱セットを設計。
天井までの、大きな下駄箱上下セットに、ロータイプの下駄箱、シューズボックス兼、飾り台を組みあわせた、玄関、下駄箱収納セットです。
デザインを重視しながら、収納力も重視する、玄関収納棚セット。
薄型ですが、下駄箱としての収納は、抜群です。機能面、デザイン面を損なわない様な、大きさになっています。
上下、左右をつないで、ラインをきれいに工場で合わせ、すっきりとした下駄箱、玄関収納になりました。
これも、天井までの高さの家具なので、背板を壁止めし、地震対策をお勧めします。
●壁固定のご参照ページ→「家具の地震対策・壁への固定方法10のポイント」
中間に、飾り棚として、オープンスペースを設けた、玄関収納、下駄箱を、オーダー家具でつくる。
玄関は、家の顔とも言えます。
やはり、間に、オープンスペースを取り、飾り棚を組み込みたいものです。
オープンスペースを大切にした、オーダー(特注)玄関収納。下駄箱。
この設計では、下の棚を、縦長のドア付き下駄箱にし、その隣を、オープン棚とすぐ下のド付き棚に分け、設計しました。
奥行きは、下駄箱として標準サイズの、350mm、高さは、1,800mmの構成です。
何といっても、オーダー家具ですから、スペースにぴったり入るサイスとなっています。
もちろん、棚板枚数も、リクエスト通りとなります。
間に、飾り棚用オープンスペースまでは、上の例と一緒ですが、これは、下駄箱サイドを、向き違い飾り棚として設計してあります。
下駄箱側を、両開きドア、再度の向き違いの棚を、飾り棚として使用する設計。
向き違いの飾り棚が、設計ポイントの、玄関収納、下駄箱です。
たったこれだけで、玄関家具として、オリジナル性あふれるデザインとなっています。
両開きの下駄箱は、玄関側、向き違い飾り棚は、もちろん、家の内側になる設計です。
デザインした人のセンスが、生きています。
オーダー家具だからできた、こんなデザインは、アイデア次第で、まだまだ展開が広がります。
シンプルな、上下ドアのセットの、オーダー(特注)の下駄箱です。
サイズが指定できるから、あなたの指定通りの、幅、奥行き、高さになります。
シンプルですが、世界で一つしかない、あなた仕様の家具が運ばれてくると、うれしいものです。
すき間に、入れこむ、キャスター付き、オリジナル下駄箱、玄関棚の設計。
この製作例は、玄関のすき間に、ぴったり入れ込む、キャスター付きの、オーダー(特注)下駄箱、玄関棚です。
キャスター付き、玄関収納棚の設計、デザインの特徴は、次のとおりです。
- ドアではなく、直進キャスターを付け、奥に入れ込む設計です。
- この例では、すき間が狭く、奥が深いスペースにぴったりの、オーダー(特注)下駄箱の設計となります。
- 引き出す側に、ハンドルが付いているので、引き出しは苦にならず、靴の出し入れも、スムーズです。
- 外から見ると、下駄箱っぽくないのがいい所です。
- 来客に、下駄箱と感じさせないのが、自慢のオーダー家具となります。
鏡付き下駄箱、シンプルな下駄箱の、オーダー(特注)設計。
形は、片ドア棚の、下駄箱の、とてもシンプルな設計です。
大きな鏡が、付けたいとの事でしたので、扉の高さいっぱいの鏡にしました。
オーダー(特注)下駄箱と、鏡の知識、設計。
オーダー家具では、実は、鏡も、一つ一つ、オーダー(特注)で作ります。
従って、この例の様に、扉いっぱいの鏡もできるわけです。
ところで、鏡と言っても、色々と、品質がありまして、お値段も当然変わってくるのです。
よく、アクリルミラーはありますか?
などと質問されますが、アクリルミラーは、大変ゆがみやすく、オーダー(特注)ミラーとして向いていません。
又、価格も、ガラスに対して、高い、あるいは、あまり変わらないので、Lide「リーデ」では、ガラスのみのオーダーミラーとしています。
ガラスミラーでも、品質加工により、価格は変わってきます。
例えば、防曇フィルム加工、防錆加工、飛散防止フィルム加工など、対策をするほど、金額はアップします。
この例では、厚さ、5mmの、無加工の鏡を使用しています。
鏡は、ガラスで、ゆがみの無い、品質のいいものが安心です。
大きさによっても、金額は違ってきます。
この事例は、幅、高さとも、大きな鏡を使用していますが、全身を映すには、幅:200mm、高さ:1300mmあれば十分です。
デザイン、コストにより、下駄箱の鏡の大きさを決めたいものです。
両開きドアの、片側を鏡にした、オーダー(特注)下駄箱の製作事例。
鏡を、ドアの大きさに合わせた、オーダー(特注)下駄箱。
この事例でも、ドアの鏡は、ドア高さいっぱいにしています。
これは、デザイン上の理由、好みの問題です。
下駄箱の鏡を大きくすることにより、ゆったりした気分になれ、出かける前の気分も違ってくるというものです。
幅、奥行き、高さは、オーダー家具なので、設計は、もちろんミリ単位で自由にできます。
靴の高さに合わせた、棚段設定、棚板ダボ穴設計も可能です。
(**この写真は、工場内で撮ったものですので、余計なものが鏡に映り込んでいる事、ご容赦願います。)
傘立てスペースを設け、底板を無しにした、オーダー(特注)下駄箱の設計。
ここでは、左下に、簡易ドア付きの傘縦スペースを設けた設計です。
傘を隠した玄関にしたい、下駄箱の中に隠したい。
こんな要望は、多いかと思います。
デザインと機能にこだわった、オーダー(特注)下駄箱、シューズボックス。
ここでは、少し、デザインにこだわった、下駄箱のオーダー(特注)設計になっています。
設計、デザインのポイントは、次のポイントです。
- ドアを閉じた時、上下のドアのセンターのラインが、中央にきれいに揃っている事。
- それでいて、下のドアを開いた時、傘立て部分のみ、中の幅が狭くなっており、機能的です。
- 真ん中のオープン部分は、無駄に広くなく、左側に、小さな扉を付け、オープン部の幅を調整してある事。
- 棚板は、細かくし、出来るだけ靴の収納が多くできる様にしてあること。
- 最下段は、底板を無しにして、脚だけにし、床掃除をやりやすくした。
以上が、設計ポイントになります。
中央の、ドアラインがきれいに揃うことにより、デザインに統一感が出来、美しい仕上がりとなりました。
ロータイプの下駄箱の、製作事例と、設計ポイント
ここでは、ロータイプの下駄箱の設計ポイントをお伝えします。
3枚ドアの、特別仕様の下駄箱の設計には、理由があります。
ドアが、3枚に分かれた、変則ドアとなっています。
これは、靴幅の、内寸から割り出してあります。
靴幅(ペアで一足)は、男性、女性、それぞれ違います。
又、それぞれの人の、靴サイズ、靴種類によっても違いますので、自分、家族の一足の靴幅を知る事は、オーダー(特注)の下駄箱を設計する上で、重要なポイントになります。
通常は、一足幅は、24センチぐらいですが、一度、測ってみて下さい。
下駄箱が、希望のスペースにぴったり入るかも、ポイントですが、内寸も、又、重要なのです。
さて、この、3枚ドアの意味は、その靴の幅から割り出しています。
単純に、3等分のドアにするのではなく、靴幅に合わせた、3等分となっています。
3枚ドアにする場合、縦の仕切りが、ドアの間に必要になります。
それも踏まえて、下駄箱の、内寸をきめていきます。
設置してある、既存の下駄箱の上に、吊り棚として、下駄箱を追加で、オーダー(特注)設計した。
既存下駄箱上を、オーダー下駄箱で、有効利用する。
今まで使っている、下駄箱を、そのまま生かして、上空間に、天井いっぱいの、オーダー(特注)吊り棚を設置しました。
既存の、下駄箱上スペースを、有効に利用したい方は、多いと思います。
吊り棚下駄箱、その場合の、設計~注文の手順です。
- 既存棚の上、オープン部をどのくらいの高さにするか決めましょう。
これは、それぞれ何を置きたいかで決まります。
無理のない高さにする事が大事です。 - そして、幅スペース(壁間)の測定です。
スペースは。4か所測定しましょう。
手前の上下、奥の上下です。
壁などが、ゆがんでいる場合があるので、4か所必要です。 - 奥行きを決めます。
奥行きは、下の棚に合わせるか、壁に合わせるか、又は、少し小さくするか決めます。
この例では、壁に合わせてあります。
ラインが揃い、きれいに見えます。 - カラーは、下の棚、又は、壁色に合わせた方がいいと思います。
この事例では、ホワイトです。
ホワイトの場合は、よく似た感じになり、違和感はありません。
もし、下の既存の下駄箱のドアが、例えば、木目などになっている場合は、それに合わせるのがいいかと思います。
ドアだけ、同色で、本体をホワイトにした方が、コストダウンできます。 - 概算見積もりをお出しして、ご了解いただいてから、図面を作成し、実際に入るかどうかの確認をしていただきます。
- 図面の最終確認が終わりましたら、工場へ、製作への手配となります。
以上、既存の、下駄箱上スペースに、吊り棚を設置する場合の、設計手順をお伝えしました。
取り付けは、素人の方でも出来ますが、自信がない方は、お近くの工務店、大工さんに、頼めば、1時間程度でやってもらえると思います。
●吊り棚取り付けのご参照ページ→「吊り棚の設置と下地材の見つけ方」
既存のシステム玄関収納家具に、吊り棚で、収納を増やすオーダー家具の事例。
これも、上の製作事例と、オーダーの、手順は同じですが、カラーの選び方の手順です。
吊り棚のカラーを、下の家具の合わせる。
- 既存の玄関収納家具がありますので、それに出来るだけ近いカラーを選びます。
- まずは、現状の家具の写真を、撮って、Lide「リーデ」まで、お送りください。
- お送りいただく写真は、外観と、カラー部分のアップ、そして、家具内の写真です。
- 素材カラーのサンプルを、数点選んで、お送りします。
その中で、お選びいただき、最も近いカラーを選んでいただきます。 - カラーは、今設置してある家具メーカーにより、様々な素材メーカーの物を使っていますので、完全一致は、なかなか難しい部分があります。
カラーが決まれば、ご注文までの手順は、ひとつ前の事例と同じです。
この場合、右が既存棚ですが、左右は繋がなくてもいいかと思います。
背板と壁の、ビス固定で、十分強度は保てます。
既存の下駄箱の上に乗せる、上置き下駄箱を、設計する。
この製作例の場合、既存の下駄箱の上に乗せるだけの、上置きのオーダー(特注)下駄箱です。
上置き棚、上乗せ下駄箱の設計をする。
特に、製作上の問題はありませんが、一つだけ見ていただきたいポイントがあります。
上乗せ下駄箱は、下の下駄箱より、少し小さく作りますので、単純に上に乗せると、すき間が出来てしまいます。
そこで、左に、上乗せ下駄箱を寄せて、右の細いすき間は、フィラーで埋めます。
フィラーとは、建築用語で、「埋めたり、詰めたりするもの」という意味ですが、つまり、「すき間隠しの細い板」です。
これで、左右は、ぴったり壁に付いた感じになります。
上も、同様に、フィラーを付け、すき間隠しをします。
この時、天井の木枠(周りブチ)を避けて付けるのがコツです。
詳しくは、ご注文時に、図面でのご確認となります。
上の、吊り棚も、下に合わせた、もちろんオーダー家具での制作です。
オーダー(特注)で下駄箱を創れば、狭いスペースでも、最大限の収納と機能を創りだせます。
この例では、下駄箱を下に置くタイプと、その上に吊り棚として設置するタイプの2個をセットとして、作成してあります。
このオーダー(特注)上下棚の機能と設計。、
- 鏡付きな事。
- 後の壁の下の方に、タイルの出っ張りがあったので、それを避ける為、後ろの側板を、欠き込みにした事。
- 左ドア裏に、傘立てを設置した事。
- 右ドア裏には、靴べらや、靴の手入れ道具が入る、小物入れを設置した事。
- 全体高さを、建物窓枠に当たらないサイズにした事。
などが、工夫された所です。もちろん、幅サイズ、奥行きサイズ、高さサイズは、
充分吟味し、ピッタリの理想サイズに仕上げました。
ちなみに、吊り棚というのは、市販はほとんどされていません。
通販の本屋、ネットショップなどで、吊り棚の既製品を捜そうとすると、本当に小さな物か、棚板だけのものです。
吊り棚は、サイズが、その場所にピッタリのものでないと、取り付けられません。
従って、「オーダー家具」という事になるのです。
吊り棚は、実は、素人の方でも取り付けが出来るんです。
取り付けは、Lide「リーデ」の、ホームページ
「吊り棚の構造と取り付け方」に、詳しく載せてあります。
ちょっと脱線しましたが、ここでは、下駄箱のお話でした。
ピッタリで、機能的な、下駄箱をお宅の玄関にフィットさせてください。
きっと、玄関が、生き返ることでしょう。