間仕切り棚は、背面(背板の裏側)も化粧する事がポイントです。

この製作事例は、背面背板、側板、天板に凹凸が見えない様、気を使った設計、デザインとなっています。
前の、ドア面、天板、側面、背板の、つまり、外から見える部分は、すべて、メラミンホワイトを使用し、完成品製作、完成品納品としました。
サイズは、下記のとおりです。
幅=1,050 奥行き=340 高さ=1,075mm
既存のカウンターが、すでにありましたので、それのイメージを壊さない設計としました。

設計にあたっての留意点は、次のとおりです。

  1. ・既存のカウンター収納と、高さを合わせる事。
  2. ・素材は、既存カウンターと同じ素材(又は、同等の質感、カラー)にする事。
  3. ・収納目的は、主に本なので、奥行きは、内寸が、A4サイズの本が、入るサイスとする事。
  4. ・ドアは無しとし、マグネットプッシュ(押して開く、押して閉じる)にする事。
  5. ・ドアは、棚と同じサイズの、全かぶせの、ドアにする事。
    (スライド丁番には全かぶせタイプと半かぶせタイプがあります。
    全かぶせの丁番は、側板の木口にドアが完全にかぶさる様にできる丁番の事で、本体とドアの端を揃える場合などに使用します。
    通常の、Lide「リーデ」の標準仕様は、棚の側板の厚みの、半分だけかぶる「半かぶせ丁番」を使用しています。)参考ページ→半かぶせタイプの場合の説明ページ。
  6. ・ドアは、3枚ドアにする事。
  7. ・家具の中は、上下に稼働できる、可動棚とする事。
  8. ・家具そのものの外観に、凸凹なく、スッキリとしてデザインとなる事。
  9. ・中は、本の収納がメインなので、縦の仕切りもあり、使いやすい本棚のしての、設計にする事。

中仕切り棚は、あまり、市販されていません。
家を新築、または、改装する場合に、中仕切りの家具が必要になった場合は、迷わず、オーダー(特注)家具にすることをお勧めします。
なぜなら、市販品で、中仕切り棚を考える事は、サイズ、仕様の面から、不可能と言っていいでしょう。
特に、背板の化粧は、オーダー家具でないと、無理かと思います。
「既製品の家具に、背板だけ貼り付ける」という選択肢もないではありませんが、まず、仕様が合わないと思います。
仕様ですが、細かく見ていくと、例えば、
背板、天板の、区切りが見えず、スッキリとした、仕上げになっています。
市販品に、背板を付けると、とてもこうはなりません。
今回は、特に、家具デザインのイメージとしては、家具そのものが、厚みのある壁に見える様な、デザイン、設計となっています。
又、本棚として、しっかりした設計となっています。